デビルマン

今日の漫画紹介は「デビルマン」です。 

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○作者 永井 豪 
○出版社 講談社 
○掲載誌 週間少年マガジン 
○発表期間 1972-1973 
○巻数 コミック全5巻 全53話




■あらすじ 
純粋な心をもつ少年、不動明は、同級生、牧村美樹との楽しく、平和な生活を過ごしていたが、ある日親友飛鳥了から、人類が栄える前に「デーモン」という種族の存在があったことを知らされた。そしてそのデーモンは、今も南極の氷の中で、人類を倒すために眠っていると言う。 
デーモンの特徴に「合体」がある。彼らデーモンは、様々な生物の能力を得ることも、姿・形を変えることもできる。そこに目をつけた飛鳥了。彼は、人間にデーモンを寄生させ、精神は人間、身体能力はデーモン、通称悪魔人間「デビルマン」として、デーモンを倒す計画を立てていた。
しかし、デーモンの合体後、人間の精神を保つには、純粋な精神が必要。仮にデーモンとの合体で、精神まで乗っ取られれば、デーモンとなり敵を増やすことになる。そこで不動明の純粋な心に期待をしたと言う飛鳥了。親友の信頼を得た不動明は、勇者アモンとの合体に成功し、ここにデビルマンが誕生した。 
 
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~ジャンル分類~ 
悪魔人間SF漫画 
~要素方程式~ 
[悪魔]×[人間]×[戦い]
=[生物の価値]×[哲学]

 
 
「人間」と「悪魔」という両面を持つ主人公が
「人間とは?」「生き物とは?」という大きなテーマに向かって
様々な敵や葛藤を描く、テーマ型SF作品です。

要約をすると
人間」「悪魔」「デビルマン」という構図で
生物の価値を問う物語が進んで行きます。

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しかし「人間と悪魔の両面を持つ主人公」が
「悪魔も同じ生物だ」とか「人間は悪者だ」とか
そんな陳腐な結論を出す漫画ではないことだけ言っておきたい。

以前「寄生獣」という漫画を紹介しましたが、

内容は非常に似ていながら、結論は大きく違います。
この寄生獣と合わせて見ると、とても面白いかもしれません。
 
~見所ポイント~
 
①画力があるとはこういうこと

1970年代といったら、相当古い漫画であると
誰しもがそう思うと思います。

もちろん画も、今では古臭い印象は否めないし、飽きてしまうかもしれない。 
 
しかし、自分はこのデビルマンは、
漫画としての構図はすばらしいと感じた。

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「補足」:イレーヌとの壮絶な戦いの中での1コマ。敵にも敵の愛があることを知る。
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「補足」:人間を取り込んだジンメンに対して、幼い子供ごと一撃を喰らわす1コマ。

イレーヌや人面魔獣のシーンは本当に秀逸。

たぶん読んでみればどの人も、
驚くシーンやその迫力あるシーンに感心すると思う。 
 
②怒涛の展開とテーマ

何より見所なのは
生物の価値を問うこのデビルマンの
あまりの怒涛の展開と、テーマに対する大きな結論が
たった5巻にぎっしり詰まっていることにある。

これほど内容が濃く、
それでいてしっかりとした終焉を迎えたのには圧巻。
本当にすごい作品としか言うことがない。

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「補足」:自分が救おうとしていた人間に絶望をするデビルマン。価値観が崩れ出す。

実は人間・悪魔・デビルマンという3要素以外にも
もうひとつの要素が出てきたところで
一気に漫画としての終焉が近づきます。

人間の側で
悪魔の側で
デビルマンの側で
もうひとつの要素の側で

すべての「視点」で物語りは語られ
そして「視点」は消滅し、また再築されて読者に叩きつける。

是非主観と客観をフルに使って
物語を楽しんで欲しいと思います。

~注意点~
 
①残酷で絶望的な描写

これほどまで残酷で絶望的な演出はなかなかない。
もし仮に「生物の価値」というテーマにおいて、
「感動的な結論」「涙溢れる場面」など生ぬるい期待をしていると
限りなく裏切られてしまうので注意。怒涛で過激だ。

②グロテスクな描写

結構、残虐シーンが多いです。
特に後半は見ていて良い気持ちにはならないので
そういうものが苦手な人は、薄めでチラッと見ていってください笑。
 
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デビルマン」を一言で言うならば 
 
「被害者から加害者に・・」 
 
実はこのセリフこそ
デビルマンでのテーマに対する答えなのかもしれない。

こんなに盛りだくさんの内容を、
全5巻で済ませてしまうのもすごいところですが、
すべての生物側」の視点で、色々な目線で、
このデビルマンを見てみてください。

きっと何か考えることができると思います!
とにかくすごい漫画です。衝撃が待っています。 
 
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個人的好み度 94%
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  {100%}マンガ作品の限界到達点。頂点。
{99~90%}想像超えた衝撃を受けた。尊敬。
{89~80%}想像範囲内で大好きです。感謝。
{79~70%}好きでもう1回読みたい。推薦。
{69~60%}好きだけどもう1回は・・。好き。
{59~50%}そこそこ楽しめたと言える。良し。
{49~40%}読んで少し魅力を感じた。普通。
{39~30%}普通。可もなく不可もなく。無言。
{29~20%}読み進めるのが辛かった。微妙。
{19~10%}嫌悪感に近い感覚がある。落胆。
{09~00%}マンガ作品の限界最下層。底辺。
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by anagogogogo | 2008-09-09 08:08 | ■ マンガ紹介 | Comments(0)

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