「天気の子」(映画)感想(ネタバレ有)


公開日近くに観たんですが今頃に感想。
今日は「天気の子」の感想をたらたらと綴ります・・。
(普通にネタバレします)

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映画「君の名は。」で記録的大ヒットで巷を騒がせた新海誠監督最新作。

本作品は、地方から東京に出てきた家出少年の帆高(ほだか)と
どんな天気も晴れにしてしまう不思議な力を持つ少女の陽菜(ひな)の二人の
出会いから始まる不思議な夏のひと時の物語、といった主軸のお話し。

前作「君の名は。」も当ブログで紹介をしているのでよかったらご覧ください。



個人的に新海誠監督作品は「秒速5センチメートル」などのように
「少し欝々とした登場人物」「報われない結果」などの「代償」というか笑
なんというか、わかりやすく言えば「バットエンド」や「因果応報」など。

物語の軸には納得のできるものが多かった感覚で。
ただ「君の名は。」で驚いたのは、「わかりやすさ」と「ハッピーエンド」など
アニメ映画の物語としての「主軸」が大きく変わったと強く実感。
(それはある意味”売れるアニメ映画”への転換とも言えるのかもしれない)

変わったというのは決して「悪くなった」という意味ではなく
むしろ「君の名は。」は個人的にものすごく楽しめた作品でした。

さて、それでは今回の「天気の子」はどうだったかと言うと

先に挙げた「わかりやすさ」と「ハッピーエンド」をさらに色濃くさせ
前作同様の「ラッドウィンプス」音楽に乗せて軽快に進む物語は
見ていて気持ちが良かったし、ラストシーンに乗せていく手法は
個人的にものすごく「感動的」で「軽快」で心動かされました・・。

しかしひとつ。

おそらく「映画」として「物語」として「辻褄」として
今回の「天気の子」の「わかりやすさ」というのは、批判も
きっと多くなるんだろうと思います。

その「わかりやすさ」は例えば「辻褄」や「代償」です。

・陽菜が不思議な力を手に入れた「運命」に理由はあったのか
・帆高が銃を使用するシーンは少し幼稚で狂気的な面が強かった
・陽菜を守るため何年も雨が降り続ける世界の代償を考える時間が無い
・帆高があの鳥居に向かうと決心する根拠のような考える時間が無い

そう、この作品を見て感じることに「考える時間が無い」ということを
観終って感想を書こうと思い返すと、色濃く出るなと実感。

そして帆高も陽菜の二人に何か「代償」があったかと言えば
特に何も描かれず、「きっと大丈夫だ」とBGMからも「大丈夫」と終わりへ笑。

やはりこの「わかりやすさ」という点は、「物語性」としては
批判が多く、「納得のできない人」たちが多いだろうなと思います。

なんて言えばいいか。
「キャラの思考」が「物語」を決めているのではなく
「物語の終焉」に「キャラが迷いなく動いていく」という感覚。


この2時間というアニメ映画の「枠」のなかで
「納得や辻褄」を求めるのか「わかりやすく感動的」を求めるのか
もしかしたら現代に受け入られるものは後者なのかと。

「君の名は。」や「天気の子」を見ていると感じます。

もちろん「納得や辻褄」も「わかりやすく感動的」どちらも
あれば見ごたえのある傑作なんでしょうけど・・・。


そういう視点で言えば自分も「君の名は。」まではギリギリに
許容できた「物語性」も、今回の「天気の子」のストーリーは
さすがに「やりすぎ」感を感じながらも、ラストシーンにたたみかける
「感動」「動き」「音楽」などの「演出」は、前作を超えたと感じました。


総じて言えばものすごく「良いアニメ映画」と思えますしおススメ。
ただし、さすがに今回の登場人物たちの「思考」についていけないと
感じる人達が多いのもまた事実。それは映画を見て感じてみてください♪

とりあえず「ラッドウィンプス」が好きなら間違いなく一見の価値あり笑。

そして「誰かを想って必死に走る」というシーンは、老若男女問わず
人の心を動かせる「ベタ」でありながらも「絶対的」だなぁと感じました。


by anagogogogo | 2019-08-25 22:45 | ■ マンガの話 | Comments(0)

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