CLANNAD(アニメ感想)
2019年 09月 23日
やばい、本当に漫画読まずに違うことを。
実は連休中で長編アニメ(二期)を見るチャンスだと
ずっと見たいと思っていたものに手を出していました。
今日は「CLANNAD(クラナド)」というアニメ作品を紹介。
いや、紹介ではなく、個人的感想の書き留めです。書きなぐりです。

絵柄からして萌え×18禁PCゲーム×2000年代の
イメージが浮かびそうな作品ですが笑、18禁以外は当たっているか
まあ絵柄が嫌煙されるひとつの理由ですが、内容は萌えとは似つきません。
もともと恋愛アドベンチャーゲームが原作のアニメ作品で
アニメは2007年~2009年放送ということで10年前以上の作品。
アニメ界では「泣ける」「感動」の呼び声が高い知名度の高い作品で
自分もアニメには詳しくないですが、名前は聞いたことのある作品でした。
最近涙もろさが上がってきて、かつ「感動系」は大好物なので
二期で長編ということで避けていたものをついに手を出しました!!
そしてもう涙を流し過ぎて疲れました(涙)
みなさん・・この作品の破壊力は半端ないのでお気をつけて・・。
閑話休題。
CLANNADの物語は主人公の明也(ともや)とヒロインの渚(なぎさ)の
高校での出会いから、恋人、結婚、出産という人生の道のりが詰まった物語。
もともとがPCゲームなので、いわゆるハーレム系の人物構成ですが
作品としては「友情」「青春」「親子愛」「家族愛」「子供」「仕事」などなど
CLANNADという作品が「人生」と呼ばれる所以はこのテーマの深さにあり
どうしてこの二期(22話×22話)でここまで愛される世界観を作れるのか
いまだレビューを書こうにもなんと書けばいいか悩み、手が止まってしまいます。
1期は二人の高校生活から告白までの話
2期は明也の高校卒業後から、就職、結婚、出産への話
少し話が反れますが「時代」っていう区切りは
どんなものにも存在をしていて、このCLANNADを見て感じたのは
今のアニメでは描けない「間」×「音」×「普遍的」な力を感じます。
<間>
これはなんていうか、時間がゆっくりなんですよね。
どうしてもアニメや漫画もそうですが、「力の抜き方」というものが
現代のツールは少なくなっている気がして「忙しい」印象が強い。
もちろん「忙しくて」×「深くて」×「無駄が無い」作品なんてのは
完成度が高いと評価されますし、それは事実で、「面白い」と思います。
ただ難しいのは、「リアル」だとか「現実感」につなげていく場合
この「完成度」という要素とは実は相性が良くないんじゃないかと思っている。
つまりはそんなに人生、毎分毎秒面白いことが続いているわけではないし
ただただ時間が過ぎるなかでの「リアル」だとか「現実」という部分は
そう簡単に狙えるものではないし、そこに「深さ」を出すのは難しい。
ただ、このCLANNADのすごいところは「日常」にあります。
日常にあるというかなんというか笑、うん、やっぱり「日常」にあるかと。
(全然説明になってなくてすみません笑)
不思議なんですが、割とダラダラと自然な「日常」を描きながら
「出来事」よりも「登場人物の心情」を深く描きながら「展開」を作るので
一見すると現在のアニメ作品と比べると「長い」印象があると思います。
(特に1期は現代のアニメでは考えられない尺の使い方だと感じます)
それでも「出来事」ありきでなく「心情」ありきで展開される本作品は
総じてみると「リアル」で「現実感」を感じる感情移入がしやすい土台なんです。
<音>
まずは声優。
これは決して今の声優が・・とか昔の方が・・というわけではなく
(というより自分はそんなに声優事情も詳しくないので・・)
自分の感じた意見として、やはり声優の素晴らしさを推したいです。
これはもう言葉では伝えられないのでアニメを見てくださいとしか言えず。
あとはBGMですね。
個人的にこの作品を「泣ける」に導いている最重要は「音楽」だと思います。
個人的に映像作品は「BGM」が最重要要素だと思っているなかで
それをまさに体現してくれているアニメ作品だと思います。
もうね・・BGMの入り方や音楽性のクオリティがすごすぎて
もう感情移入していなくてもBGM聞くと泣きそうになる程に力がある。
(結構日常生活に影響が出てくるタイプなので引きずりそうです汗)
<普遍的>
これはこの作品がたくさんの「テーマ」に支えられていて
かつ先に挙げた「間」とも合わさって、やはり素晴らしいなと思う点です。
本当にここは語りつくせなくて。
「友情」「青春」「恋愛」「就職」「結婚」「出産」「親子愛」・・
どこを切り取っても、少なくとも「誰かに当てはまる感情」があって
いろんな立場で、いろんなタイミングで、いろんな感情で見れる作品。
だから年齢の幅は広いと思うし、老若男女楽しめる普遍的な作品です。
特に個人的にこのCLANNADを「人生」と言われる所以にしているのは
「家族愛」と「親と子」というこの二大要素かなと、鑑賞後に感じます。
1期は高校生活までですので「友情」「青春」「恋愛」
2期から社会人となり「結婚」「仕事」「子供」
人生のステージと共に変わっていくテーマのなかでも
「家族」と「親子」というこの二つのテーマは期に関係なく描かれます。
「家族」と「親子」なんて、これまで数多の作品が作られているなかで
どうしてこの作品がここまで「感動」を強烈に与えてくれるのかというと
やはりそこは「間」と「心情」を丁寧に描き切っている希有な作品だからです。
よく話して、よく歩いてるんですよね。登場人物達が。
そこに「出来事」が用意されているのではなく「想い」があるというか。
ここはアニメを見ればきっと納得できると思います。
<さいごに>
「泣ける」という目的で見なくてもきっと泣きますので笑、
一見すると1期が長々と続いて面白味に欠けてリタイアする人もいそうなので
先に挙げた「間」だとか「力の抜け方」に着目してのんびり観てください。
1期は高校生活で描かれる「青春」の1ページとして。。
2期は人生のステージを上がるなかでの「苦悩」や「成長」を。。
そして常に「家族」と「親子」のテーマは忘れずに。。
自ずと2期中盤からは、本当に驚くほどに心を突かれ泣かされます。
さて、最初に話した通り、紹介ではなく書きなぐりなので
全く作品に対しては触れない謎の記事になってしまいましたが笑
「良い作品」ほどそう簡単に語れないという心情の現れですので
間違いなく「おススメ」できる作品なので、是非見てみてください。
また時間があれば丁寧な記事で紹介ができればと思います。
CLANNAD(クラナド)作品に出会えたことに感謝です!!